2021年02月22日

さても6万円

飲食店の時短営業に対する「協力金」なるものがあって、頗る評判が悪い。それも、配る側ではなく受け取る側に怨嗟の声が寄せられるという日本の民度の素晴らしさである。いったいこの金は何なのか。

去年も似たような話を書いたが、結局、何のための金なのかがはっきりしないから世論も混乱するのであろう。支持率を稼ぐために始めたのだろうとは思うが、それにしては裏目に出ているような気がする。困窮する飲食店を助けるための金、という見方も可能だが、困窮させているのは他ならぬ政府なのだから、これも筋が通らない。

建前としては「飲食店を閉めさせて感染拡大を防ぐための金」ということになろうが、政府や自治体のやり方を見ていると、どうもしっくりこない。何としてでも飲食店を閉めさせること自体が「目的」のように見えて仕方がない。

本来の目的は感染拡大を防ぐことのはずだ。飲食店を閉めさせることだけで感染拡大が防げるのなら、協力金は決して惜しい金ではない。むしろ必要な出費だ。閉めたほうが儲かるという店があっても構わない。なんなら協力金でウハウハという人が一部にいても構わない。それで本当に感染拡大が防げるのなら。

問題は、そんなことで感染拡大が防げると考えている人は殆どいないということだ。飲食店だけを悪者にして追い詰めることに合理的な根拠はなく、したがって配る金も無駄な出費ということになる。そのことが圧倒的な不公平感を生んでいるのだろうが、残念なことに受け取る側の悪口を言っても問題は何ひとつ改善しない。
 
posted by 非国民 at 02:37| Comment(0) | 雑念 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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