2016年10月07日

安直な役割期待が残念

吉村満壱『バースト・ゾーン』を読了。

巷で評判だった『ボラード病』がそれほどでもなく、正直言って「緩い」印象だったが、こちらは凄い。いや、凄気持ち悪い。ていうか気持ち悪い。でも凄い。よく練られた設定に緻密な描写。仕上がりはヘヴィーな純正SFで、さすが早川書房。

間違いなく傑作ではあるんだけど、ちょっと気になった点がひとつ。話の流れが、あまりにも男に都合よく出来すぎてはいまいか? 中盤ぐらいまで読み進んだあたりで気になり始め、最後まで引っかかったまま読み終えた。読み終えてもやっぱり思う、男どもに甘くはないか?

話の核心に直結する部分であれば、むしろ気にならなかったのかもしれない。そうではなく、プロット上の必然とは言い難いところで、あまりにも男に都合よく出来すぎているように感じるのだ。男どもの身勝手な欲望こそが世界を破滅へと至らしめる、という作品ではない。そう読むことは難しい。であれば、男どもの身勝手な破滅願望を安易に肯定している、ということになり得まいか。

細かいといえば細かいことなので、気にせずに作品世界を楽しめ、とも思うが、存外こういうのって気になりだすと止まらなかったりしませんか?
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2016年09月14日

小林よしのりが割と凄いことを言う

驚いた。小林よしのりを馬鹿にしている訳ではなく、真っ当な論客だと評価した上で、それでも、これを言うかと驚いた。

蓮舫より蓮舫を叩く弱虫の方が嫌い

常日頃から民進党をバッシングしたいと思っている
連中が、「民進党の女」となると、より一層バッシングしたくなる
という、その根性が気色悪い。


いや、本当にその通りだ。私は右翼になってしまったのかと目が眩む。
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2015年09月11日

日本の携帯電話事業は国営だったのか

報道によれば、安倍さんが携帯の通信料金を下げるべく「指示」を出したという。

疑問その一
携帯電話の通信料金を決めるのは行政府の権限なのか。まさかそんな事もあるまいと思うが、安倍さんの事だから、本気でそう考えている可能性もある。就任以来の言動を見れば、この人、行政府なかんずく首相の権力が立法・司法に優越すると信じている節がある。

疑問その二
仮に「首相に指示されたので値下げします」となった場合、各社がこれまで手にして来た莫大な利益は正当なものだと言えるのか。こちらも大きな問題だ。

ちなみに、ソマリアでは携帯電話の料金が非常に安く、サービスの水準も高いと聞く。政府が存在しないせいで自由な競争が実現しているから、らしい。
 
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2015年09月04日

講談社のセンスを疑う

目についた現代ビジネスのこの記事

  自民党総裁選 「石破茂」ここで起たねば男が廃る
  http://gendai.ismedia.jp/articles/-/45001

気に入らないのは記事の内容ではなく、そのタイトル。こういうことに「男」は関係ないだろと、あなた、思いませんか。

まあオヤジメディアだからなあと仕方なく思いつつ、そろそろオヤジメディアもこのセンスを改める時代でしょ。
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2015年07月31日

平和ボケ

なんて言葉は私は嫌いで出来るものなら使いたくないが、安倍さんと安倍さんの取り巻きは、やっぱりボケているなと思う。

だいたいにおいて日本人は戦争が下手だ。向いてない。どこが下手かと言えば、まず戦争の終わらせ方を知らない、というか考えてもいなかった。何しろ「目指せ一億玉砕」だからね。戦争の終わらせ方を考えてもいなかった事から必然的に帰結するが、下手だと思う第二点として、戦争にもルールがあるということを理解しなかった。そして安倍さんは今でも理解していない。

集団的自衛権の行使が必要な理由として何度となく安倍さんが例に出したホルムズ海峡の機雷封鎖。たちの悪い与太話も、ここまで繰り返されると冗談では済まない。安倍さんが知らなくても戦争にはルールが有り、このケースは明らかにルール違反だ。

資源の確保を目的とした武力行使は国際法上、自衛とは看做されない。自衛じゃなきゃ何のかといえば侵略だ。世界の多くの人が「日本は石油のために侵略戦争を始める覚悟なのか」と呆れるだろう。無論、20世紀の歴史を顧みれば「またやる気か」という話になる。

ボケているとしか言いようが無い。
 
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2015年07月15日

暖簾に腕押し

夏景炎熱の候、日本の未来はいよいよ暗く、何とも残念な事に「わが国の存立が脅かされ、国民の生命、自由および幸福追求の権利が根底から覆される明白な危険があるとき」が何なのか、この期に及んでも分からない。

言葉の意味するところは理解出来るが、分からないのは、日本が攻撃されていない時にどうしてそんな事態になり得るのかだ。あり得ない前提に基づく安全保障論は、ゴジラの来襲に備えよと言うのと同じで、マトモな頭では到底理解が及ばない。

ひしひしと伝わるのは、自衛隊の活動範囲を際限なく拡げたいという安倍さんの個人的な希望ばかり。
posted by 非国民 at 18:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年07月04日

自慢するほどの事もなく

帯状疱疹はほぼ完治。腫れも痺れもなくなり、カサブタを残すのみとなった。もう薬も必要ないとの事。医者の言うには、相当に治りの速いケースらしい。

日頃の行いが良いというのは私の場合考え難いので、偏に運が良かったのであろう。
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2015年06月26日

政治に何を期待するべきか、あるいはしないべきか

五輪担当大臣に遠藤利明さんが起用されたそうな。オリンピックに興味の無い非国民としては、この役職の存在意義自体が分からないのだが、当人の意気込みたるや、これまた惨憺たることになっている。

言うに事欠いて「メダル獲得に全力を挙げて取り組んでいきたい」と来た。

発想が古すぎる、というのはこの際置くとして、そもそもそれは政治がやることなのか。私たちが政治に求める役割とはメダルの獲得なのか。本当に良いのかそれで。そんなこと、と敢えて言うが、そんなことのために大臣を一人置くのか。そんなことに散財する余裕があるほど私たちの国は豊かだったか。

ちなみにオリンピック憲章には「オリンピックは国家間の競争ではない」と書かれている。どうせ遠藤さんは読んでいないだろう。
 
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2015年06月25日

病気自慢

ついに病気自慢をする年頃にまで生き存えたかと感無量にして孟夏梅熟の候、どうやら帯状疱疹という奴に罹った、らしい。

上唇にニキビでも出来たかと思っていたら、あれよあれよと口が歪むほどに腫れ上がり、痺れもある。首のリンパ節も腫れてきた。こはいかに。変な虫にでも噛まれたか。いずれにせよ唯事では無かろうと観念して医者に行く。風邪と捻挫と虫歯以外で医者の世話になったのは何十年ぶりだろう。最後は水疱瘡だったか麻疹だったか、遥か昔のコドモ時代だ。

医者の診断は帯状疱疹というものだった。それほど珍しいものじゃなく、疲れが溜まると割と誰にでも出るものらしい。

たしかに先週は多少へヴィーに働いたが、それほどの過労という自覚は無く、むしろ「これで休める」と気が抜けたのが敗因かもしれない。そうじゃなければ、要するに、無理の利かない歳になっちまった、ということだ。自慢してる場合じゃねえな。言われてみれば昨晩は、普段なら全く平気な筈の酒量で気分を害した。そうか、身体が弱っているというのは、そういうことか。

医者には一週間分の抗ウイルス薬とビタミンB12と腫れ止めの軟膏を処方してもらい、静養が何より大事です、と言われる。薬屋では、酒を控えろ、とも言われた。病気だとはっきり言われて、余計に弱ったような気もする。頭が重く、熱っぽい。まあリンパ節が腫れているのだから発熱は当然なのかもしれない。

薬は飲んだが、特段の変化は無し。一週間分を処方するぐらいだから、そんなすぐに効く筈ないか。
 
posted by 非国民 at 01:21| Comment(4) | TrackBack(0) | 雑念 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年06月20日

国民の義務

世界中(*1)を呆然とさせた安倍さんの発言、ポツダム宣言を「つまびからに読んでいない」。洒落ではなく本当に安倍さんなら有り得るかも、と思わせるところが彼の凄さなんだけど、そこを褒めている場合じゃない。端的に言って私は日本国民として恥ずかしい。国辱、なんて言葉を敢えて使わせてもらうなら、これほどの国辱も無いと思うのだ。

管見の限りでは続報も無く、いまだに読んでいないのではなかろうか。

ポツダム宣言を読むのは日本の総理大臣の義務である。安倍さんが違うと言い張るのなら、憲法改正の際には条文に明記せねばなるまい。

そして、総理大臣にポツダム宣言を読ませるのは日本国民の義務である。全ての国会議員、並びに全てのメディア、その他誰でも良いが、あらゆる機会を逃さず「その後ポツダム宣言を読みましたか? そしてどうお考えですか?」と、彼が答えるまで何回でも何十回でも何百回でも問い続ける必要がある。それは義務である。


(*1) というのは言い過ぎで、世界の殆どは日本の事なんかに興味は無い.まあこれは言葉の綾という事で。

 
posted by 非国民 at 01:19| Comment(2) | TrackBack(0) | 政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする