2015年06月26日

政治に何を期待するべきか、あるいはしないべきか

五輪担当大臣に遠藤利明さんが起用されたそうな。オリンピックに興味の無い非国民としては、この役職の存在意義自体が分からないのだが、当人の意気込みたるや、これまた惨憺たることになっている。

言うに事欠いて「メダル獲得に全力を挙げて取り組んでいきたい」と来た。

発想が古すぎる、というのはこの際置くとして、そもそもそれは政治がやることなのか。私たちが政治に求める役割とはメダルの獲得なのか。本当に良いのかそれで。そんなこと、と敢えて言うが、そんなことのために大臣を一人置くのか。そんなことに散財する余裕があるほど私たちの国は豊かだったか。

ちなみにオリンピック憲章には「オリンピックは国家間の競争ではない」と書かれている。どうせ遠藤さんは読んでいないだろう。
 
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2015年06月25日

病気自慢

ついに病気自慢をする年頃にまで生き存えたかと感無量にして孟夏梅熟の候、どうやら帯状疱疹という奴に罹った、らしい。

上唇にニキビでも出来たかと思っていたら、あれよあれよと口が歪むほどに腫れ上がり、痺れもある。首のリンパ節も腫れてきた。こはいかに。変な虫にでも噛まれたか。いずれにせよ唯事では無かろうと観念して医者に行く。風邪と捻挫と虫歯以外で医者の世話になったのは何十年ぶりだろう。最後は水疱瘡だったか麻疹だったか、遥か昔のコドモ時代だ。

医者の診断は帯状疱疹というものだった。それほど珍しいものじゃなく、疲れが溜まると割と誰にでも出るものらしい。

たしかに先週は多少へヴィーに働いたが、それほどの過労という自覚は無く、むしろ「これで休める」と気が抜けたのが敗因かもしれない。そうじゃなければ、要するに、無理の利かない歳になっちまった、ということだ。自慢してる場合じゃねえな。言われてみれば昨晩は、普段なら全く平気な筈の酒量で気分を害した。そうか、身体が弱っているというのは、そういうことか。

医者には一週間分の抗ウイルス薬とビタミンB12と腫れ止めの軟膏を処方してもらい、静養が何より大事です、と言われる。薬屋では、酒を控えろ、とも言われた。病気だとはっきり言われて、余計に弱ったような気もする。頭が重く、熱っぽい。まあリンパ節が腫れているのだから発熱は当然なのかもしれない。

薬は飲んだが、特段の変化は無し。一週間分を処方するぐらいだから、そんなすぐに効く筈ないか。
 
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2015年06月20日

国民の義務

世界中(*1)を呆然とさせた安倍さんの発言、ポツダム宣言を「つまびからに読んでいない」。洒落ではなく本当に安倍さんなら有り得るかも、と思わせるところが彼の凄さなんだけど、そこを褒めている場合じゃない。端的に言って私は日本国民として恥ずかしい。国辱、なんて言葉を敢えて使わせてもらうなら、これほどの国辱も無いと思うのだ。

管見の限りでは続報も無く、いまだに読んでいないのではなかろうか。

ポツダム宣言を読むのは日本の総理大臣の義務である。安倍さんが違うと言い張るのなら、憲法改正の際には条文に明記せねばなるまい。

そして、総理大臣にポツダム宣言を読ませるのは日本国民の義務である。全ての国会議員、並びに全てのメディア、その他誰でも良いが、あらゆる機会を逃さず「その後ポツダム宣言を読みましたか? そしてどうお考えですか?」と、彼が答えるまで何回でも何十回でも何百回でも問い続ける必要がある。それは義務である。


(*1) というのは言い過ぎで、世界の殆どは日本の事なんかに興味は無い.まあこれは言葉の綾という事で。

 
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2015年06月16日

思い返せば宮澤さん

世襲政治家の跋扈は今に始まった事ではない。昔だって少なくなかった。それでも、昭和の間、自民党は一度として世襲議員を総理にしなかった。そのことについて当時は深く考えなかったけど、今となってみれば「先人の知恵」だったのかな。

世襲政治家が初めて総理になったのは、平成に入ってすぐ、宮澤喜一さんの時だ。1991年だから、もう四半世紀の前のことになる。以来、世襲政治家以外で総理になった人は村山さん、菅さん、野田さんの3人しかいない。つまり自民党からの総理は一人残らず世襲だ。

歯止めが外れた途端、こうも一気に崩れてしまうものなのか。政治の劣化は前世紀から進行していたのだ。

劣化と共に、政治地図が無意味にややこしくなったという弊害もあろう。民主党の野田さんや前原さんあたり、あの人たちの考えは基本的に自民党と何ら変わらない。結局は、世襲じゃないので自民党に入っても「上に行けない」と分かっているのだろう。しかし、こうなると国民にとって政党とは何なのか。

宮澤さん自身は比較的バランスの取れた考え方をする人で、こう言って良ければ優秀な総理だったと思う。思うが、歴史を長い眼で見た時に、宮澤さんが優秀だった事は日本にとって不幸だった。

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2015年06月10日

壊れゆく人

あまりにもヒドイ、と思ったのは、この記事。

憲法学者の限界! アメリカが「世界の警察官」をやめた今、日本はどう生きるのかを考えるべき(*)
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/43645

現代ビジネスは、町田徹の記事が秀逸なので割と眼を通していて、高橋洋一の記事も時折視界に入ってくる。何の因縁か知らないがこの人は安倍政権の擁護に必死で、結論ありきの故に論理が破綻しているなあとは以前から思っていたが、今回ばかりは酷すぎる。いよいよこの人も壊れたか。文系だ理系だの以前に、大人としてどうなのかと思う。憲法の最高法規性は(安倍さんが知らなかったという)芦部信喜の憲法論でも「立憲主義」の最重要事項とされている。高橋さんには悪いが、これは基礎教養の範囲だ。理系だからそんな事は気にしないと開き直られては、世の理系の多くはさぞかし迷惑だろう。

国防のために立憲主義を捨てても良いというのなら、ワイマール共和国の末路と同じではないか。



*まあタイトルの通りの内容なので、はっきり言って読む価値ないです。
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2015年05月28日

食い合わせの学習

とある酒蔵さんから酒粕を頂いた。

どうして良いのか分からないので適当にネットで調べたら、オーブンで焼いて醤油を垂らすと旨い、と書いてあった。他にも色々とレシピがあったが、これが一番簡単そうだ。さっそくやってみる。

なるほど、これはなかなかイケル。酒のツマミにちょうど良いので、焼いた酒粕を齧りながらバーボンを飲んでいたら、夜半過ぎに頭が痛くなってきた。これは、例のあれか。やっちゃいけない組み合わせというやつか。大概のことはネットで調べられる時代だが、自分で試してみないと分からない事もある。

ただの飲み過ぎかもしれないけど。


【追記】
上の記事を書いた後で、酒粕を齧りながら日本酒を飲んでいたら、やっぱり頭が痛くなってきた。この男、本当に学習しているのだろうか。

posted by 非国民 at 19:37| Comment(2) | TrackBack(0) | 食物、飲物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年04月01日

年度末に深酒

素敵な梅干が手に入った。

田舎に住んでいるという自覚は薄いのだが、車でちょっと行くと農産物の直売所があったりする。ふと魔が差して立ち寄ってみれば、昔ながらの梅干これあり。

最近の梅干は塩分控えめが流行りだが、コイツは違う。原材料は「梅、シソ、食塩」。それでいて賞味期限は来年だ。そのガッツリした味わいこそ酒のツマミに相応しい。

クリームチーズと合わせるとスコッチウイスキーが滅法旨い。寿命の縮む至福。
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2015年03月22日

毒を喰らわば海まで

半ば自棄になっての連投。自棄の生じたる所以を専門用語で役割期待と言う。

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名にし負うジャパンフーズ。今回のブツは海サイダー。

やはり飲むのか。

生きていれば思い通りに行かない事も多いが、死んでしまえば、もっと思い通りに行かないような気もする。楽に生きるのと楽に死ぬのとでは、どちらが難しいか。

死後の世界を考えるなと釈尊は説いた。

死んだ後の事は分からない。
誰にも分からない。
どんなに考えても分からない。
分からない事を考えるのは時間の無駄だから、
そんな暇があったら、この世界でどう生きるかを考えよ。

釈尊の教えは簡潔にして深い。

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余談が長いのは、もちろん飲みたくないからだが、書き始めてしまった以上、いつまでもこうしてはいられない。グラスに注いで、ああ前回と一緒。オベーションのウクレレを見た時のような「やっぱり」感。されば意を決して一口。

     お、意外に普通のサイダー。。。。

  普通のサイダー。。

サイダー。

ああ何とゆう事でしょう、これはサイダーだ。一瞬だけ普通のサイダーかと思わせておいて、絶妙の半拍遅れで激毒香が押し寄せるのが今までのパターンだったので、10秒ほど固まってしまった。

来ない。何故か今回に限って来ないぞ怒濤のアレが。慌てて缶裏に記載された原材料を確認すると、そこには「食塩」。まあ海だからなあと思いつつ、改めてじっくりと味わうと、そこには微かな汐の味が、いや普通のサイダーだ。これでは記事にならない、もうこんなに書いてしまったのに。

再び缶裏を凝視する。「千葉県の海水よりつくった塩をひとつまみ」と明記されている。私が飲んだのは海サイダーで間違っていない。が、いつまで待っても海の香りはやって来なかった。

海の塩を入れてここまで真っ当なサイダーを創るメーカーが、どうやったら果物をあそこまで不味く出来るのだろう。人の営みの奇怪なること、ついぞ底知れず。埼玉県民は海が無い事を悦ぶべきや否や、そんな事にさえ思いが及ぶ深夜の一杯であった。
posted by 非国民 at 02:06| Comment(11) | TrackBack(0) | 毒物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年03月18日

問答無用のイチゴ毒

長い浮世に短い命。色々と試してみたいとは思いつつ、さすがに不味いと分かっているブツにはおいそれと手が出ない。

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名にし負うジャパンフーズ。

これこそもう不味いに決まっているわけだが、何故か眼の前にある。眼の前にある理由は至極単純で、先日遭遇したジャパンフーズ工場至近の道の駅で売っていたからだ。良く考えると理由になっていない気もするが、生きていれば思い通りにならない事も多い。

道の駅というのは、何時の間にやら随分と増えたようで、今では日本各地に千カ所以上もあるそうな。運転していると近くを通る事は珍しくないが、私は滅多に入らない。大体ロクなものを置いていないのだ。

全てとはいわないが、殆どの道の駅は、何らかの補助金によって成り立っている公共事業であり.....公共事業であるが故に積極的に利益を上げようという動機が薄く.....従って魅力的な商品に乏しい.....とまあ、要するに日本の補助金行政が推進する駄目サイクルの一症例である。こうやって地方は更なる摩滅へと向かうわけだが、滅多に入らない道の駅にわざわざ立ち寄ったのは「ジャパンフーズ至近」というその立地に「嫌な予感」がしたからだ。

予感は見事に的中し、いま私の眼前にある房総サイダーいちご風味。いつまでも政治の不毛を嘆いているわけにもいくまい。意を決してまずはグラスに注いでをををなんと

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無色透明の炭酸であった。

せめて何かしらイチゴっぽい色を付けようとは思わなかったのか。さすがは低脳県限定の老舗毒なれば。よもやグラスに注いで飲む酔狂人がいようとは敵も考えなかったか。

果たしてその味は、予想を遥かに潜る酷さであった。どうせ不味いんだろう、人工的なイチゴ香料に咽せるんだろう、とは思っていた。思ってはいたが、その攻撃における「人工的」な采配を、まだまだ私は読み切れていなかったのだ。かき氷で攻めてくるか、歯磨き粉で攻めてくるか、敵の戦略は精々その程度だと踏んでいたのだが、口腔に揮発する現実はそのどちらでもなかった。

これは全く新しい、今まで体験した事の無い、それでいて間違いなく人工的な、微かなイチゴ風味である。そして果てしなく不味い。やたらと強気な炭酸が漏電のようにビリビリと舌を刺す。

日本人は、これほどのことをやり遂げられるのだ。その感慨に深く浸るべく、是非とも御一飲あれ。
posted by 非国民 at 21:39| Comment(3) | TrackBack(0) | 毒物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年03月03日

米の酒は旨い

数日間の謹慎もとい節制を経て、足首の捻挫は概ね完治。とはいうものの、相変わらずさしたる仕事も無く、再び酒を飲む毎日。

日本酒を飲んでいる。もとより米の酒は好きなのだが、この何年か家で呑む事は控えて来た。金が掛かって仕方がないからだ。

今回も

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こうするつもりが

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あっという間にこうなり、己の未熟さを深く思い知る。

でもやはり旨いものは旨い。

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番茶のような色合いだが、これは赤米を使った酒。程よい酸味と甘味が素晴らしい。

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これは20年ものの古酒、木戸泉の「古今」。どっしりした重厚な原酒を醸す蔵元なので、熟成によって深みのある渋い味わいになる。口当たりは極上の紹興酒に近い。なかなか立派な値段なので、本当はちびちび飲みたいのだが、いや本当に旨い。

日本に住んでいて良かったと思える希少な瞬間だ。
 



posted by 非国民 at 19:39| Comment(2) | TrackBack(0) | 食物、飲物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする