2009年08月08日

馬鹿に絡む

たいしてアクセスも無い辺境ブログをダラダラと書き続けているわけだが、辺境には辺境の利点というのもあって、いわゆる「お呼びでない方」が滅多に近寄らないというのは結構な利点だったりする。幸いにして、頭の悪い「定型文コメント」に煩わされる頻度は甚だしく低く、私のような性格のものには都合が良い。

それでもまあ、時折そういう方がお見えになることもある。普段なら相手にしない馬鹿コメに、たまには構ってみようか。

5年前の記事「終身刑は必要か」に先ほど付いたコメント
民主党は死刑を廃止して「仮釈放のない終身刑」にすることを主張している。
民主党は、被害者の遺族らも納めている税金で、殺人者に対して終生、食事と医療と介護を保証したいのだろう。
死刑の持つ殺人抑止効果は無くならないのだろうか。
被害者の遺族への配慮より、犯罪者への配慮を優先するのだろうか。
Posted by 民主党は日教組と在日の政党

記事本文もコメント欄における議論の流れも、全く読んでいないことは明らかだ。仮に読んでいるのだとしたら、何一つ理解していない。いずれにしても馬鹿である。

この問題提起(と呼ぶほどのものでもないが)は「犯罪被害者の遺族は受刑者の人権が蔑ろにされることを望んでいる」と勝手に前提しているわけだが、いくらなんでも当の遺族に対して失礼だとは思わないのだろうか。思わないんだろうなあ、こういう馬鹿は。

日教組と在日の悪口さえ言えれば、あとは何だっていいんだろう。馬鹿なだけではなく、下劣とも言うべきか。
posted by 非国民 at 22:08| Comment(5) | TrackBack(0) | 死刑と終身刑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
初の「裁判員裁判」の判決がズボッと出ましたね。私のようなバカでも気になるのは「被害者遺族の処罰感情」を理由とした判決です。

そりゃあ家族や親戚は万引きでも「死刑にしろ!」とか言うでしょう。

えーとたとえば、ウチに寝たきりのボケ老人がいて、向かいに住んでるキチガイの人に殺傷されたとしましょう。んで遺族が、実は
「寝たきりでボケてるし面倒くさいなあ」と思っていたところに、本音「よくぞ殺してくれた」だと遺族の処罰感情は割り引かれるのか?
まあもちろん「よくぞ殺してくれた」とは絶対言わないんだろうけど、応報感重視はとにかくヤバイですよねえ。

被害者の長男の「母はヤレるもんならヤッテみろと言い返していた」という発言が記録されていたのを裁判員に確認されると、
「よく覚えていない」の一点張りだったそうです。確かにあのオッサンは人殺しだけど、懲役15年は終身刑に等しい。
あまりに重いのではないかと、シロートながら考えてしまいます。あと「民主党は日教組と在日の政党」というHNは
いろんな所で見受けられます。てゆうか風邪が治ったなら、ビール飲みに行きましょうよ!(しつこい)
Posted by やきとり at 2009年08月09日 02:52
うちも、あんまりヘイコメ、バカコメの類は来ません。アホエロサイトのTBはつくけど。

あー、夏風邪、お大事に。

馬鹿につける薬はないけど、馬鹿コメいじりは夏風邪による倦怠感緩和に薬効(?)があるかしら。
Posted by kuroneko at 2009年08月09日 14:50
やきとりさん
やはり裁判員制度と同時に死刑執行員制度を設けて、よりいっそう「市民感覚」を徹底すべきですかな。
近所の怪しい酒屋で「イカスミラムネ」を発見しました。私は風邪を引いていて、きっと味が分からないので、やきとりさんお願いします。

kuronekoさん
薬効は・・・ないみたいです。気分はすっかり病人です。
Posted by 非国民 at 2009年08月10日 10:19
えーその日教組の一大拠点・北海道で生まれ育ったあたしが来たわけですが…死刑制度存置が国民の総意だと言うのであれば、確かに死刑執行員制度があるべきですな。勿論、そもそも死刑制度自体に反対しているあたしは、刑事罰に処されようとも良心的死刑執行員拒否を貫きますけども。

それは兎も角、時宜を逸したコメントのいじり方、勉強させていただきました。
Posted by McRash at 2009年08月10日 10:42
えー北海道と一口に申しましてもなかなか広うございまして、根室と函館では東海道の両端以上に隔たっておるわけですが、今日のところは一つ乱暴に括らせて頂いて是非ともMcRashさんに教えて欲しいのですが、先日発見したるところの「イカスミラムネ」、そのラベルに大書された「函館」の誇らしげな文字が気になって仕方ありません。これはかの地の名物なんでしょうか?
Posted by 非国民 at 2009年08月10日 22:07
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック