

非国民「コレは売り物ですか?」
オヤジ「そうなんだけどねえ、はて、いくらだったかなあ・・・」
しばしの交渉の後、320円にて購入。
Panda Cigarettes。またの名を熊猫香烟。初めて見るタバコだ。パッケージの記載によれば、Shanghai Cigarette Factory製造である。
ただ珍しいというだけで買った品だが、家に帰ってから調べてみて驚いた。どうやらコレは、100元から時には200元近くもの高値で取引される超高級タバコらしいのだ。100元だとしても1500円近い訳で、中国のタバコとしては破格の値段だ。そこらの庶民が吸う並の煙草の値段とは、冗談抜きに桁が違う。
本当に320円で良かったのか、荒川区役所近くのタバコ屋のオヤジ・・・

残念ながらパンダの味もパンダの香りもしない。食べたことないけど、たぶん。基本的にはショートホープ系の辛い味で、変に余計な香りを着けていない点では、ちょっと懐かしいストレートなタバコの味だ。決して不味くはないが、一箱1500円だったら私は買わないだろうな。
それにしても、何故パンダなのか。
お答えします。パンダ煙草は上物の「乾燥タイマ」じゃなくて「乾燥パンダ」・・・でもなくって、「乾燥熊笹」を使用した高級品なのです。わが国にも熊笹の葉を煎じた「笹茶」を飲む風習がかろうじて残っていますが、乾燥させて吸引する人はいません。特に新潟県産のクマザサは、中国では「上物」として高価で取り引きされており、新潟県魚沼産クマザサ使用の「乾燥タバコ」は中国共産党内でワイロに使われるほどの超高級品です。しかしそれを逆輸入しても、わが国では価値はゼロに等しいため、荒川区あたりでは二束三文で売られているわけですね。
以上、長々と書いたわりに面白くなくて申し訳ございませんでした。
私はパッケージの絵柄が違うけどインドネシア産の「PANDA」という煙草を愛煙しています♪
パッケージにもフィルターにもパンダの絵が描いてあって可愛いですよ。
はじめまして。インドネシアにもあるんですね。今度探してみます。パンダの味はするのかな。それとも、やっぱりインドネシアだからクローブ風味なんだろうか。