2008年05月30日

水族館で囲まれる

日立に行く用事があったので、ちょっと足を伸ばして、福島県のいわき市に行って来た。サンマが美味しいと評判の展示で有名な「アクアマリンふくしま」が目的だ。以前から気にはなっていたので、ちょうどいい機会だし、今日はサンマを見て来よう。

失敗だった。

不覚にも、大量のコドモに囲まれてしまったのだ。遠足だか社会科見学(は変だな、何て言うんだろう、理科見学か? 最近はそんなのがあるのか)だか知らないが、幼稚園、小学校、中学校と、水族館の中は団体さんで超満員だ。

オープンから3年ぐらいは経ってる筈だし、そろそろ平日なら落ち着いて見られるかなと期待していた私が迂闊だった。平日は平日で、こういう落とし穴があるのか。

団体さんは騒がしい。そして大人もコドモも、ばしゃばしゃと写真を撮りまる。自分たちの記念写真ではない。まあ、それも撮ってるが、驚くべきことに、水槽にいる魚の写真を撮っているのだ。

なんじゃそりゃ。。。。。

館内に「撮影禁止」の表記は無いから、水族館としては特に問題視していないようだが、良いんだろうか。展示水槽には、当たり前だが、深海の魚もいる。フラッシュの光はストレスにならないのかな。

写真なんか撮って、どうするつもりなんだろう。まずもってそこが、私には分からない。例えば屋久島や知床辺りで、野生動物や植物の写真を撮るのなら分かる。近所の生き物だって良い。だが、ここは水族館だ。今そこに生きている姿を自分の眼で見ることに意味があるんじゃないかなあ。後で写真なんか見ても、図鑑を見るのと変わらない。見たくなったら、何度でも来れば良いじゃないか。そのために水族館というものがあるのだから。

だいたい、中学生にもなって学校行事でゾロゾロと水族館ていうのも、どうなんだろう。こういう所は、学校サボって来るのが楽しいんじゃないの?
posted by 非国民 at 00:16| Comment(4) | TrackBack(1) | 生き物あれこれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ゴメン、そこの近くの魚市場で買いもしない魚の写真バンバン撮ってました(土下座
だって旨そうだったんだもの!
もっともガキのうざさは先日「平成ジャンプ」というフザケた名前のグループがクネクネ踊ってる姿を見て、並べて端から殴りたい衝動に駆られた俺にもよく分かります、同志。

中学生は学校行事には逆らえないのですよ兄さん。んで、授業よりは多少「マシ」だったりするしさあ。

しかし、学校行事で行くってなると、普段興味のあることも精彩を欠くことも事実。
何度も学校行事で足を運んだ札幌時計台、大人になってから行って内部展示の「戊辰戦争 切腹絵図」みたいな残虐絵画の数々にダイコーフンしました。あぎゃぎゃぎゃぎゃ。
Posted by DoX at 2008年05月31日 10:35
「林間学校」や「臨海学校」というのも最近聞かなくなりましたね。
我々の知らない「理科見学」ってのも、ひょっとして実在するのかもしれません。
まあ、やっぱり魚は見るより食う方がいいなあ。
Posted by やきとり at 2008年05月31日 22:50
DoXさん
市場の魚は、私も写真撮りたくなりました。その気持ちは分かります。でも水族館の魚を写真に撮るってのは、ちょっと違う種類の行為じゃないでしょうか。本当に、それはもう図鑑で良いじゃないかと思うんですよね。

>学校行事で行くってなると、普段興味のあることも精彩を欠く
同感です。
Posted by 非国民 at 2008年06月01日 01:39
やきとりさん
チバ県の小学生は、やたらと醤油工場に連れて行かれるんですが、あれは何見学なんでしょう。一応「社会科見学」ということになってましたが、今になってよく考えると、あんまり社会科じゃないような気もします。

>魚は見るより食う方がいい
見てから食うのも、また一興です。
Posted by 非国民 at 2008年06月01日 01:45
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