2006年10月06日

虫歯を見つける

歯医者に行ってきた。
ふと舌の感触に違和感を覚えて鏡で確認したら、虫歯らしきものが見えたからだ。
三十代も後半になると、なかなか鏡を直視する機会も無いもので、今まで気付かなかった。
痛みは感じないので、さほど酷くはないだろうと思ったが、それでも、行くまではドキドキである。
三年ほど前に虫歯でさんざん痛い目に遭っているからだ。
この時は夜も眠れぬほどの激痛に耐えかねて歯医者に駆け込んだのであるが、案の定、既に手遅れ。もはや抜髄あるのみとの宣告であった。
抜髄。ばつずいと読む。俗に神経を取るというやつですね。歯医者の用語はどうしてかくもイタイタシイのか。

今回は大丈夫だろうか。
リニューアルしたばかりだというのに、早くも当ブログは「非国民研究開発」の看板を下ろして「非国民左下第二小臼歯抜髄顛末記」と化すのだろうか。
痛みが無いだけに、己の妄想に恐怖する私であった。

行ってみれば何のことはない。
ごく初期の虫歯であったらしく、拍子抜けするほどあっさりと治療は済んだ。
歯医者には痛くなる前に行けと良く言われるが、なるほどこういうことだったのか。
posted by 非国民 at 13:23| Comment(8) | TrackBack(0) | 歯医者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
いざとなったらタイトルを「虫歯総決起集会」とでも変えましょう。

(^▽^)
Posted by はなゆー at 2006年10月06日 14:05
>はなゆーさん
決起は御免こうむりたいですなあ。
それにしても、歯のトラブルというのは、どうしてこう忙しい時に限ってやって来るのでしょうか。今日も今日とて、こんな時間まで図面を描きつつ
Posted by 庵主 at 2006年10月07日 04:13
ブログに虫が湧いたと思ったら、今度は歯にまでとな!
ひとむかし前に流行った「マーフィーの法則」なんてのがありましたが、人生すべてタイミングが悪く出来てるものでございます。

ちなみに、私は合計3本の親知らずが仲良く虫歯になってるので早く抜きなさい、という歯科医の忠告から逃げつづけて早や5年...。
Posted by やきとり at 2006年10月08日 01:34
〉やきとりさん
歯医者という人種は、とかく親知らずを抜きたがりますねえ。私は既に残り一本です。
一本は痛かったので頼んで抜いて貰いました。一本は隣七番の抜髄→クラウン被せの邪魔だという理由で抜かれ、一本はちょうど良い機会だからと言う訳の分からない理由で抜かれました。
三者三様のケースを経験した身で言いますと、あれは痛くなる前に抜いた方が、あとあと楽ですよ。それに虫歯のまま放置すると、隣の七番が倒れてきます。
つらい選択ですが、いずれは避けられないものと覚悟しておきましょう。
Posted by 庵主@豊橋 at 2006年10月08日 23:59
そんなやきとりさんにオススメの一冊。
ジョルジョ・プレスブルゲル『歯とスパイ』河出書房新社1997。
次から次へと登場する奇人変人歯科医の数々。不条理なユーモアの渦巻く東欧的迷宮の世界です。

「我慢ですよ。そんな情けない声を出して。人生にはもっとつらいことがあるんです」
「この歯は殺す必要がある。だが抜くには及ばない。抜こうと思えばいつでも抜ける。多くの人間は生きながらゆっくりと死んでいくんだ」
「こりゃひどい! もうこの歯はお手上げだ。よろしかったら私が抜いてさしあげます。魂と精神の救済については、それから考えることにしましょう」

出来れば歯医者には言われたくないセリフですが、本で読む分には面白いです。
Posted by 庵主 at 2006年10月10日 01:43
もー!
「隣の七番」っていうイヤな業界用語で、すでにビビりmaxなのにー。
その本すごく面白そうだけど、読んだらますます歯医者から足が遠のきそうですね。
抜くなら読むな、読むなら抜くな。あんまりビビらせないでくださいよ。(笑)
Posted by やきとり at 2006年10月10日 02:26
私は齢40を過ぎましたが、親不知は4本とも健在です。
なお、その本は、絶対に読みません!!
コメント欄に書いてあるセリフを読んだだけで、背中がゾクゾクしてきました。
Posted by gegenga at 2006年10月10日 17:13
それはそれは面白い本なんですけどねえ。
私の紹介の仕方が悪いのか。駄目な人は駄目なのか。

「痛いと思ったらすぐに大声をあげて下さい、いいですね。自分の同胞が苦しんでいると思うと耐えられないんです」
と言われた時の主人公の叫びに、私は深く共感します。
「だったら歯医者になどならなければよかったのに!」
Posted by 庵主 at 2006年10月11日 01:03
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック