2006年01月29日

『ホテル・ルワンダ』

映画『ホテル・ルワンダ』を観てきました。

う〜ん、どうなんだろうなあ。
いや、確かに映画として良く出来ているとは思うんですよ。思うんですが、良く出来ているからこそ釈然としないものが残るのも確かです。。

単なるエンターテイメント映画では無いし、むろん事実を曲げて伝えている訳でもない。それでもなお、「事実を伝えること」と「楽しませること」の隔絶を、今更のように考えてしまうのです。

エンドロールの間、私は、さるルワンダ人の言葉を思い返していました。
「小説はいい。終わりがあるから。“ジ・エンド”と書いてあるからね。すごくいい。すばらしい発明だ。我々にも物語があるが、“ジ・エンド”にはならない。」
posted by 非国民 at 00:25| Comment(5) | TrackBack(1) | 舞台・映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
俺はまだ観ていないので内容についてなんとも言えませんが、いま、広島原爆記念講演で語り部をする被爆者の人たちの語りが饒舌すぎて、かえってリアリティーを失っている、と考える人が少なからずいるそうです。
Posted by ゲスト at 2006年02月05日 00:15
何だか貶しているようなエントリーになってしまいましたが、とにかく見るべきだとは思いますよ。
Posted by 非国民 at 2006年02月05日 00:31
字幕の翻訳は、もう少し何とかならなかったのかなあ、と思われるのが何カ所か・・・
Posted by 非国民 at 2006年02月05日 00:32
公開されてよかったと思っています。

細部のことはさておきね。
Posted by はなゆー at 2006年03月20日 20:22
それはその通りですね。
ちなみに,こちらも興味深かったです。
http://www.jadefes.com/fagaala.htm
Posted by 非国民 at 2006年03月22日 00:26
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Pocket Warmer
Excerpt: 邦題:ホテル・ルワンダ 原題:HOTEL RWANDA 監督:テリー・ジョージ
Weblog: Pocket Warmer
Tracked: 2006-03-19 12:26