未曾有のガムランジャズ。進化した古典芸能はプログレ状に白熱する。
http://www.krakatau.net/
実は、私自身このアルバムを持っていない。
阿呆船さんのサイトでその存在を知って以来、あれこれと手を尽くして探してはいるが、未だに入手出来ないでいる。いわば幻の一枚だ。
出物の情報をお持ちの方、是非コメント下さい。即座に買います(本気)。
何でそんなに欲しいのかと言えば、 このページでその片鱗を聴いてしまったからだ。
まあ騙されたと思って、貴方もちょっと、どうですか。9曲目「WaraWiri」なんか、一撃で頭クラクラでっせ。
これはもう、何と表現したら良いのか。何がどうなったら、こうなってしまうのか……。
ガムランの不協和音(もともとガムランに和音という概念は無いけど)が、あまりにも自然に、現代風のポップなメロディに融合していて、それがいかに「だいそれた試み」であるかを忘れてしまいそうです。
バンドのプロフィールに関しては、上記阿呆船さんの こちらのページに詳しく書かれています。ごくまっとうなフュージョンバンドだったのが、突如インドネシアの伝統音楽に目覚めてしまい(あるいはそれを発見し)、かくのごとく異形なサウンドが出来上がったようです。
単に伝統楽器を取り入れるのみならず、 バンドの公式ページにも書かれている ように、彼らはキーボードやベースをスレンドロ音階(1オクターブを、ほぼ均等に5分割した五音音階。世界中でもジャワ島にしかないとされる)に合わせて改造しています。
聴くほどに目眩のする、摩訶不思議な音楽。どうにかして入手出来ないかなあ。
ツタンカーメン風のジャケットもイケてます。
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2006/8/10 追記
ようやく入手しました。
2005年01月18日
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謙遜と謙譲の音楽
Excerpt: 「ジャワの宮廷ガムラン3〜ジョクジャカルタ宮廷にて」(NONESUCH)/1976・2001 ゴングを打ち鳴らす集団がアヤなす、めくるめく打撃音のモザイク。それは聴いているだけで高揚する音の麻薬だ。し..
Weblog: 謙遜と謙譲の音楽
Tracked: 2006-06-02 21:05
ところで、もう入手できましたか?HMVオンラインで、在庫ありになってましたよ。
結局まだ入手できてないんです。HMVには注文を入れてますが、どーなることやら。あそこには何度も裏切られてますからねえ。あんまり期待してません。
当方、世界中の面白い音楽を語っていきたいんですが、気がつくとアジア圏のモノが多くなってしまいます。本当に奥が深いですね。