
このジャケットに、いささか圧倒されたわけです。
サンバ・ロックの女神、Paula Lima。
実は全然知らない人だったのだが、あまりに強烈なジャケットの説得力で迷わず買ってしまい、これがまた大当たりだったわけです。
とにかくカッコイイ!そして濃い!
UKのR&Bを思わせる洒落たアレンジと彼女のソウルフルなヴォーカルが紡ぎ出す、濃厚なブラジリアンフレーバー。
そこには、サンバでもロックでも無い、まさにブラジリアン・グルーヴの快楽が渦巻いていたのでした。
メロウなバラードあり、スロットル全開のファンクナンバーあり、その世界の豊潤さに目眩すら覚える一枚です。
一曲目Quero ver voce no baileのイントロから、スロットルは全開。非国民の脳髄は沸騰します。