私は決して甘いものが好きな訳では無い。
好きな訳では無いが、やむにやまれぬ事情というものがある。
千葉限定「飲むプリン」。

製造は長生郡長柄町のジャパンフーズ株式会社。ここの企画を当ブログで摘発するのは何と四回目である。「梨風味サイダー」、「びわ風味サイダー」、前回の「さつまいもオレ」、そして今回だ。全くもって、いい加減にして頂きたい。
千葉県民以外にとってはどうでもいいことだろうが、千葉県は鶏卵出荷額全国第二位だそうである。私も知らなかったが缶にそう書いてある。そんなに田舎に住んでいるという自覚は無かったので軽くショック。
意を決して缶を開ける。では一口おおを飲めない。
何と、液体ではなかった。
カスタードプリンの質感そのものだ。プリンをスプーンでグチャグチャと掻き混ぜた様な粥状の物体が缶に入っていたのである。粘度が高いとか言うレベルではなく半固形物だ。缶を傾けても口の中に流れ込んで来ないので、吸い込んだり缶を揺すったりして、どうにか飲む、これは結構大変だぞ。なぜ缶に入れるのか!?

まさしくプリンの色。
味もプリンそのものだ。結構甘いが、そりゃプリンだから甘いのは当然だろう。予想もしていた。プリンだと思えばごく常識的な味で、決して不味くはない。問題はただその質感にある。いや、缶に入れて売ってしまったのが最大の失敗なのか。普通にプリンとして売り出していれば世を騒がすことも無かったろうにと思う。
千葉限定の奇品「飲むプリン」。今ひとつ飲み物になり切れていない点が惜しい。
缶に描かれている牛は総子。さつまいもオレの房子とコンビらしい。

追記;今気付いたが、缶の裏に小さな字で「よく振ってからお飲み下さい」と書いてあった。まあ、あれだな。お互い頑張ろうじゃないか。
それはそうと、私は時々プリンを作ります。砂糖を控えめにすれば、甘くないプリンも作ることができます。
非国民さんも是非お試しあれ。
ミルクセーキを蒸して固めてから冷やし、さらにぐちゃぐちゃに崩せば、概ね近いと考えてよろしい。
黒木さん
はい、今回は冗談抜きに自分で自分が面白かったです。
ところで甘くないプリンの存在理由に些か引っ掛かるというか、そもそも黒木さんがプリンを作るというのが衝撃的ですが、果たしてその用途や如何に。
やきとりさん
さすがに「総子」はどうなのかと、私も思います。色々な意味で悩ましい牛ですね。
今回の物件がドリンクに該当するのかどうか、実態に即して考えれば相当に疑問なんですが、缶には当たり前のように「清涼飲料水」と記載されています。私たちは「清涼飲料水」の定義をもう一度考え直す必要がありますね。
ただ単に食べるためです。
甘さ控えめではあっても、全く甘くないわけではありません
その前に「清涼飲料水」って、確かに謎ですね。
念のため法令DBを検索してみたんですが「清涼飲料水」そのものの定義が見当たらない<見当たらないまま法律で使われてるってのは、やっぱり一定の常識なんでしょうが。
やはり意外。何かプリンに恨みでも?
とみんぐさん
清涼飲料水の謎は深いですね。炭酸飲料水ではないものを漠然と指しているようにも思われます。
なお「総子」は「ふさこ」ではなく「そうこ」です。これは一般的とは言い難い。
プリンが好物だから自分で作って食すのです。
市販のものは甘すぎるしバニラの嫌な風味がするので、
自分に丁度良い甘さのプリンを作って食すのです。
どこに不自然なことがありますか??
合掌。
http://www.suntory.co.jp/news/2010/10746.html
http://www.pokka.co.jp/company/news/2009/090224_03.html