2011年01月01日

元旦にスイカを飲む

新年最初の記事がこんな話題になってしまうのも、筆者の無為な生き様を象徴しているようで、少々物悲しくはある。小人閑居して何とやら。

去年の夏に入手して以来ずっと放置されていた「スイカサイダー」
suica1.jpg

半年以上も放置されていたのは、単に筆者が探求をサボっていたためであり、深い意味は無い。

製造元は一部で既に有名な佐賀県の友桝飲料。無色透明な炭酸飲料は当然のように無果汁である。

suica2.jpg

器だけでもと正月気分を演出してみたが、何だか余計に虚しい。私は何をやっているのだろう。

味はごく普通のサイダー・・・かと一瞬油断させておいて、時間差で不愉快極まりない人工的な匂いが口腔を襲う。何だろう、この不快感は。

割と忠実にスイカの味が再現されているようには思えるのだが、どうにも納得がいかない。スイカの美味しさというのは、味や匂いよりも、もっぱらあの食感に大きく依存しているのかも知れない。正月早々もうちょっとマシなことを考えられないのかと自分でも思うが、食感を伴わないスイカの味が、かくも不愉快な印象をもたらしているのかと想像する。

杯を重ねるうちに甘さも鼻について来た。夏に飲めばまた気分も違うのだろうが、私はもう充分。口直しに辛口のアイラモルトでも頂くとしよう。


posted by 非国民 at 22:58| Comment(7) | TrackBack(0) | 毒物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こ、これは・・・。

コップから溢れてマスにたっぷりこぼれるとうれしい、なんてことは全然なくて、視覚と味覚のギャップでダメージを拡大しちゃった感じですね。素直にコップか直に飲んだ方が被害が少ないような気がします。しかしあえて正月に半年前のスイカサイダーを出してくるとは、さすが南関東毒調委のリーダーだけあります。私は八海山の方をいただきます。
Posted by やきとり at 2011年01月02日 02:47
賀正  (゜∀。)  
Posted by はなゆー at 2011年01月02日 05:22
サイダーの「手酌」は私も初体験です。独り酒ならぬ独りサイダーの醸し出す悲哀は誠に新鮮。ショットグラスで一息に飲み干せば不味さも格別。是非お試しあれ。
では仕事に行って来ます。
Posted by 非国民 at 2011年01月02日 07:15
さすが英雄は、私のような凡人とは、スケールが違います
Posted by 黒木 at 2011年01月02日 14:08
何度も言うようですが、ここで黒木さんが謙遜する必要は全く無いのですよ。
Posted by 非国民 at 2011年01月02日 23:26
おいしいらしいですよ、作った人達に言わせれば:
http://www.shouga-bu.com/blog/2008/12/post-41.html

今日、生徒の一人はまずいと言っていましたが
Posted by 黒木 at 2011年01月05日 22:50
これも前に言いましたが、ブツの情報ではなく、その体験レポートこそを寄せて頂きたいと切に願う次第です。いかにして人は道を踏み外すのか、そのプロセスを知ることが毒物探求の醍醐味に他なりません。
でもこのジンジャーティーは、ちょっと美味しそうですね。
Posted by 非国民 at 2011年01月06日 21:49
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