2011年04月07日

不思議の国の甘い誘惑

失業状態で引きこもっていると、ついつい隙が出来るというか、閾値が下がるというか、魔が差す瞬間が豊富に訪れる。

ガラガラスカスカのコンビニの棚で大量に売れ残っていて否が応でも眼に入る今日の物件は、サントリー社製「不思議の国のスパークリングチョコレート」。これほどまでに“あからさまな毒物”を前にして、普段の私ならしばしの黙考があるのだが、失業中の身はいとも簡単に手を伸ばしてしまう。無駄な金を使っている場合ではないというのに、人間の考えることは時々分からない。

chocolate_sparkling.jpg

無色透明な液体の原材料は、果糖ぶどう糖液糖、香料、酸味料、カフェイン、テアニン。カカオが含まれていないことを「当然」と感じる己の病理を深く自覚する。飲む前からこんなに後悔しているというシチュエーションも久しぶりだ。

案外しっかりとチョコレートの香りを感じるから、文明というのは凄いなあと思う。凄いとは思うが、そこを褒めてどうするのだろうか。ちなみにチョコレート味と炭酸は、どこまでも調和しない。これは一言でいうと、要するにあれだな、ペプシチョコレートだ。

人は何故こういうモノを作って売ってしまうのだろうか

こんな駄文を書き散らしつつ、自分が社会の役に全く立っていないという失業者の境遇を哀しく受け止めるのであった。
posted by 非国民 at 02:59| Comment(6) | TrackBack(0) | 毒物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はーい先生! 失業中なので→いとも簡単に毒物に手を出してしまう、の辺りがよく分りませーん。それはともかく、「作る阿呆に、飲む阿呆、同じ阿呆なら・・・」ってなもんじゃないですかね。
Posted by やきとり at 2011年04月07日 11:50
嘘をついてはいけません。やきとり同志なら分かる筈です。それはともかく、結局飲み切れなかった私は阿呆にすらなれないのか。
Posted by 非国民 at 2011年04月07日 12:56
>こんな駄文を書き散らしつつ、自分が社会の役に全く立っていない

 他の人の愚行を思いとどまらせるという献身的な善行じゃあないですか。あっぱれ あっぱれ。
Posted by kuroneko at 2011年04月08日 09:45
仮にこれを飲んだとしても、直ちに健康に影響を与えるものではありません。
Posted by 非国民 at 2011年04月08日 12:15
>仮にこれを飲んだとしても、直ちに健康に影響を与えるものではありません。

将来的には影響あるんですか?
Posted by 黒木 at 2011年04月08日 15:37
毎日1リットルを1年間にわたって飲み続けると問題があるかもしれません。
Posted by 非国民 at 2011年04月08日 16:51
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