ガラガラスカスカのコンビニの棚で大量に売れ残っていて否が応でも眼に入る今日の物件は、サントリー社製「不思議の国のスパークリングチョコレート」。これほどまでに“あからさまな毒物”を前にして、普段の私ならしばしの黙考があるのだが、失業中の身はいとも簡単に手を伸ばしてしまう。無駄な金を使っている場合ではないというのに、人間の考えることは時々分からない。

無色透明な液体の原材料は、果糖ぶどう糖液糖、香料、酸味料、カフェイン、テアニン。カカオが含まれていないことを「当然」と感じる己の病理を深く自覚する。飲む前からこんなに後悔しているというシチュエーションも久しぶりだ。
案外しっかりとチョコレートの香りを感じるから、文明というのは凄いなあと思う。凄いとは思うが、そこを褒めてどうするのだろうか。ちなみにチョコレート味と炭酸は、どこまでも調和しない。これは一言でいうと、要するにあれだな、ペプシチョコレートだ。
人は何故こういうモノを作って売ってしまうのだろうか
こんな駄文を書き散らしつつ、自分が社会の役に全く立っていないという失業者の境遇を哀しく受け止めるのであった。
他の人の愚行を思いとどまらせるという献身的な善行じゃあないですか。あっぱれ あっぱれ。
将来的には影響あるんですか?