2011年04月20日

文明の痺れ

失業状態で引きこもっている人間の屑は昼夜構わず酒を飲む。

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群馬出身の同業者に貰った何故か浅草名物の「電気ブラン」。学生の頃に一度だけ神谷バーで飲んだことがあって、高校だったか大学だったか、その辺の記憶は曖昧だが、あまり美味しくはないと思ったことだけは覚えている。不惑を過ぎた身には、どのように滲みるのだろうか。

名前の由来は電気「ブランデー」ということなので、まずはブランデーの作法通りストレートで頂く。あいにくブランデーグラスなんて洒落た物は持ち合わせていないので、グレンリヴェットのオマケに付いてきたウィスキーグラスで一杯。

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うーん、なんだろう。。。

なんか臭う。酒の香りとは一線を画す得体の知れない薬品臭。香草とか薬草とか、そういう類いなのかな。

自慢じゃないが、私は香草の類いが苦手だ。嫌いな食べ物はシイタケだけじゃない。シソだけは不思議と大人になったら食えるようになったが、ミツバ、サンショウ、シュンギク、ミョウガ、セロリ、パセリ、ユズ、今でも全部苦手だ。パクチーなど問題外。草餅のヨモギだって好きじゃない。なので、残念ながら電気ブランの香りの元を分析するのは体質的に困難である。ああこれは◯◯の香りだなあ、と把握する以前に「オレの苦手なジャンル」とカテゴライズしてしまう。

少し水を足してみた。酒と水を2:1くらい。ウィスキーの場合は、これで結構美味しくなる場合が多い。のだが、電気ブランはやや手強い。加水することで、よりいっそう「苦手なジャンル」の香りが醸し出されてしまった。さらに甘さもやや強く感じられる。

これは冷やして飲んだ方が良いのではないか。ブランデーにあるまじき扱いだが今度はロックで頂くことにしよう。シーバスのオマケに付いてきたロックグラスで一杯。

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正直、美味しいとは言いかねるが、随分飲みやすくなった。やはりブランデーだとは思わない方が良いということだろうか。それでも飲み続けているうちに、やはり若干の甘さが口に残る。炭酸で割ったらもっとイケルのではなかろうかとも思ったが、酒を炭酸で割るという習慣がそもそも無いので、炭酸水を置いていない。これだけのために買いに出るのも億劫だし、そんなに何杯も続けて飲む物でもなさそうだ。そろそろ口直しに辛口の酒が欲しくなってきた。

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【4/27追記】
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posted by 非国民 at 05:14| Comment(4) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
電気ブランは香り以前にとにかく甘いんですよね。私も苦手です。まあそれしか無ければ、ありがたく頂きますけども。苦手な電気ブランをあれこれ飲み方を変えて試してみる、いかにもヒマを持て余している感じが伝わってきます。

たったいま「原子ブラン」というのを思いつきましたが、あまり使い道は無さそうです。
Posted by やきとり at 2011年04月20日 12:13
原子ブラン、やはり無味無臭で後から効いて来るんでしょうか。要らないなあ。
Posted by 非国民 at 2011年04月20日 18:30
>後から効いて来るんでしょうか。

後で効いてきても補償はきかないよ!因果関係が証明出来ないもん!!
Posted by 黒木 at 2011年04月21日 21:26
煙草みたいにパッケージに放射線の害を明記すれば免責になるかな。
Posted by 非国民 at 2011年04月21日 23:41
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