
NPO秩父百年の森と秩父樹液生産協同組合の取り組みによって生まれたブツで、瓶に記載された販売者は秩父観光土産品協同組合である。秩父も火薬だけではないのだな。

よく冷やしてグラスに注いでみる。シェリーを思わせる淡い琥珀色が印象的だ。ではさっそく一杯。
おおっ、これは。メープルシロップの豊潤な香りと上品な甘さが絶妙に炭酸とマッチして・・・・・いない。
なんだろうコレは。決して不味いというのではない。豊潤な香りも上品な甘さも嘘ではない。しかしメープルシロップの主張があまりにも強硬すぎて、サイダーとしての完成度は些か低い。言うなれば、メープルシロップの炭酸水割りそのまま、という感じだ。
だいたい私の人生にメープルシロップは殆ど登場していない。思い当たる唯一の機会は、ホットケーキを外で食した時だ。秩父のカエデ樹液で作ったサイダーの味は、だから必然的にホットケーキの味を連想させる。私の前頭葉はその点に抵抗しているのかもしれない。ホットケーキ味の炭酸水という認識を拒絶してるようでもある。
200mlの小瓶は、釈然としないままあっという間に飲み終わった。繰り返すが決して不味くはない。
*続く
http://gigazine.jp/img/2012/07/24/pepsi-salty-watermelon/P1500644.jpg