昨日今日と埼玉県の坂戸で野外の現場。田舎だから少しは涼しいかと思いきや、とんでもない酷暑である。常日頃鍛えているわけでは全く無いので、屋外にいるだけで着々と体力を消耗する。水分を摂っても摂っても瞬時に汗となり、いくら飲んでも足りた気がしない。
風が無いというのが、ことのほかキツい。ぢりぢりと炙るような日差しが、弛緩した中年の身体を苛む。
伝え聞くところでは、かつて大陸の禅僧が「滅却心頭火自涼」と悟ったそうだが、かくなる境地、凡夫には遥か想像の彼方である。僧は体温調節機能が壊れていたのではなかろうか。そもそも心頭を滅却して仕事になるのか。茹だった前頭葉がとりとめもない雑念を垂れ流す。
そのうちに頭が痛くなってきた。これぞ熱中症一歩手前というやつだろう。設営会場の隅に水道があり、かがみ込んで頭に冷水を浴びる。cold shutdown。いや違う。この場合そうは言わなくて、何だっけ、ええと。。。cool down、そうクールダウンだ。しばし正気を取り戻す。
頭を冷やすというのは、やはり効くのだな。どうにか生還。
2012年08月17日
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o(^o^)o
ワットパクナム(日本別院)には行きました。あれもなかなか。