2013年02月12日

味噌煉瓦の耐久性

日本風の食事に縁が薄く、味噌というものを滅多に使わない。分量の加減がよく分からず、いつも多めに入れてしまうのだが、いかんせん使う機会が少な過ぎてなかなか減らない。スーパーで売っている1パックを使い切るのに相当の年月が掛かる。

味噌は保存食ということになっているが、それでも賞味期限なるものは存在し、あっという間にそれは切れる。上杉謙信は好物の味噌と梅干だけで杯を重ね、あげく寿命を縮めたそうだが、かつての味噌はもっと塩分濃度が高かったのかもしれない。

賞味期限をとっくに過ぎて冷蔵庫に放置された味噌は、かちかちに乾燥して煉瓦状の塊と化している。使うときはナイフで削って湯に溶かし込む。ますます分量がよく分かず、やっぱり毎度多めに入れてしまう。発酵食品の趣は既に無く、もはや違う種類の食べ物のような気もする。
posted by 非国民 at 17:31| Comment(4) | TrackBack(0) | 食物、飲物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
うちの冷蔵庫に入っている調味料一覧。塩、コショウ、めんつゆ、醤油、ソース、ポッカレモン100、チューブ4本(ワサビ、カラシ、ショウガ、ニンニク)。一番消費するのがめんつゆ。ソバを食う時はもちろん、厚揚やガンモドキを煮たり、湯豆腐のつけだれに使ったりと重宝しています。ちなみに味噌、酢、砂糖、ケチャップ、マヨネーズはありません。男の1人暮らしだとそんなもんですね。
Posted by やきとり at 2013年02月17日 09:53
塩って冷蔵庫に入れるものなの?
Posted by 非国民 at 2013年02月17日 21:05
 お久しぶりでございます。味噌のレンガですか!なんか、戦国時代の保存食とか、東南アジアの伝統食のようですね。
 さて、本物志向の非国民さまには邪道でしょうが、だし入りのチューブ入りの味噌があると思います。山岳部の合宿で使いました。これなら乾燥しないし、道具を使わずに絞り出せて便利です。
Posted by L at 2013年04月04日 18:10
なるほど便利なものがあるんですね。同じ悩みを持つ人が、それなりには存在するということなのでしょうか。

名古屋では、トマトケチャップやマヨネーズみたいに出来上がった料理にかける「チューブ入り味噌」が売られてました。アレは、ちょっと違う種類の食材ですね。
Posted by 非国民 at 2013年04月08日 23:32
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