2020年08月23日

一人でウードでテクノ

何を言ってるか分からないと思うので、ちょっとこれを観て欲しい。
Balqeis - Soul
 
こういう曲なのかインプロビゼーションなのか判然としないが、とにかく美しい。ウードの音をループさせて幾重にも重ねたエレクトリック幽玄の奥深さに痺れる。

弾いているのはエジプトのミュージシャンBalqeis。年齢は不詳だが、かなり若いんじゃなかろうか。活動歴もこの3〜4年ぐらいだ。ライブがメインのようでアルバムもシングルも出していない。

経歴としては、かなり本格的にウードを学んだ後にエレクトリックへ行き着いた人で、当然ながら楽器の腕前は確か。エフェクターを多用しつつも、しっかりとウードの響きを残すセンスも流石である。

一人でループを重ねるスタイルは普段のライブでも変わらない。キーボードとサンプラーも駆使しながら、いわば「DJ、兼ウード」みたいな感じでインプロを繰り広げている。
BalQies Live - Cairo jazz club 23rd November 2019
これもなかなかの幽玄。動画中で本人がアイスの棒みたいなのを咥えているが、あれがウードのピックである。

正直に言うと最近の音楽には疎いので、こういうのを何と呼ぶのかよく知らないのだが、これは面白い。
 
posted by 非国民 at 00:07| Comment(0) | 音楽;アフリカ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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