私の住んでいる国には、大臣が公の場で寝言を言う伝統がある。あまり美しくない伝統だが、まあそういうものだと思って住んでいる。にしても、ものには程度というものがあり、今回の寝言はいささか幼稚に過ぎる。
茂木外相いわく、日本は国連安保理の常任理事国入りを目指し、もって「平和で安定した国際社会の実現に貢献していく」とかなんとか。
寝言にも程がある。どれだけ妄想をこじらせれば、そういう発想になるのか。
第一に常任理事国入りはどう考えてもあり得ない。第二に、そこを百歩譲ったとしても、残念ながらそれが「平和な国際社会の実現」に寄与するところはゼロである。アメリカが2票持つのと一緒だからだ。
2020年09月25日
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