2020年10月27日

Angie Hudson 【 Opens 】

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歳をとると、こういうのも良いよね。
 
オーストラリア最東端の街、バイロン・ベイ Byron Bayで活動するSSW、アンジー・ハドソン。本作は2017年の4曲入りEPで、リリースされているのは今の所この一枚だけだ。

一曲目の「Bird」がもう良くて、さっそく全身が弛緩する。

ほんわかヴォーカルに重なるコロコロしたギターの音色と緩いブラシが、心地よく午睡を誘う。こういう「ゆるゆる系」も、この歳になると良いよ。そして特筆すべきはフリューゲルホーンの優しく柔らかい音。なかなか無いぞ脱力系金管。正直に言うと、今までフリューゲルホーンの必然性がよく分からなかった。トランペットで良いじゃないか、ぐらいに思っていたのだ。この曲を聴いて大いに認識を改めた次第である。すごく良いぞフリューゲルホーン。

最終曲の「Breathe In」も良い。エレキギターのこういう音色って、やっぱり若いうちは分からないよな。とも思ったが、よく考えればアンジー・ハドソンだってまだ若い。

昔日の私が無粋だったのか、あるいは、これが21世紀の面白さなのか。
 
posted by 非国民 at 22:48| Comment(0) | 音楽;オセアニア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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