日本医師会の中川会長が自民党議員の政治資金パーティーに参加(どころか主催)していたとかで、絶賛大炎上中だ。
まあ怒る人の気持ちも多少は分からんでもないが、それよりも「今更何言ってんの」と思う。激怒している人たちは医師会に何を期待していたのか。医師会を正義の味方とでも思っていたのか。あまりといえばあまりな、その「今更感」に呆れる。
いったい何のために医師会があると思っていたのか。
医師会は日本に星の数ほどある業界団体の一つだが、自民党への献金額は毎年億単位で、もちろんダントツのトップである。献金額の2位は日本自動車工業会だが、医師会はその倍近くを毎年貢いでいる。政治家にカネを貢ぎ、選挙を応援し、もって開業医の利益を守ることが医師会の存在意義だ。
だから当然、医師会会長とすれば自民党議員を応援するのが最も重要な仕事の一つだ。これを不要不急だとか言ってしまえば、医師会の存在意義がゼロになる。
中川さんを庇うつもりは全くないが、彼が辞めてどうなるものでもない。この件に関しては誰が会長でも同じだろう。
そして、今更怒っている人たちは、医師会会長があれほど威張っていることを何とも思わなかったのだろうか。むしろ、そっちが不思議で仕方ない。
【追記】今度は尾身さんだ。どうして毎度こうなのか。
>医師会会長があれほど威張っている
政府にもモノ言っているスタンスであれば、国民一般に対して上から目線でも、通っちゃうってことですかね。
とはいえ、中川さんが何であんなに威張っているのかは私にも謎です。人の行動を変えるには恐怖を植え付けるのが最も効果的だと医学部では教えているのかしら。