2021年07月14日

熱中症になった

数日前、仕事中に熱中症で倒れた。自慢する話ではないが、多少なりとも教訓になればと思い、事の顛末を書き記す。

場所は4段イントレの上。まあまあの高所だ。やばいなあという自覚は薄々あって、あと2台吊ったら休憩しようと言うつもりだった。つもりだったが、その後の記憶がない。気付いた時には、イントレ上に座り込んで一緒に作業していた同業者に背中を支えられていた。熱中症という言葉が遠くで聞こえたように記憶しているのは、おそらく彼がトランシーバーで救援を呼んでいたのだろう。

後になって話を聞くと、気絶していたのは1分か2分ぐらいだったらしい。急に返事がなくなったので見たら、その時には既に真っ青な顔でへたり込んでいたそうだ。その同業者も熱中症者を見るのは初めてだったようで「あんなになっちゃうんだ」と驚いていた。

意識を取り戻すと、いつの間に集まって来た同業者たちが「大丈夫か? 一人で降りられるか?」と声を掛けてくれる。自分では大丈夫な気がしたので、なんとか自力で地上まで降りる。すぐに水を渡されるが、一口しか飲めず、再びへたり込んでしまう。いま思うと、水が飲めないというのは本当に怖い。周りに誰もいなかったら倒れっぱなしだったかもしれない。

しばしへたり込んだ後、どうにか歩けるようになり、涼しいところで小一時間ほど休んで復活した。もちろんその日は「あんた高いところ登らんでええから、下でサポートしてて」という話になり、有り難くその言葉に甘える。幸いにして、その後は問題なく仕事を続けられた。

熱中症一歩手前を感じた事は何度かあるが、本気で倒れたのは初めてだ。前兆としては、まず力が入らなくなる。それから酒に酔ったような感じが来る。すごく眠くて目を開けていられない感じだ。そして、そこから先は覚えていない。

教訓としては、とにかくヤバイと思ったらすぐに休む事に尽きる。熱中症は想像以上に急に来る。「ここまでやったら休もう」とか思っていると間に合わない。
 
posted by 非国民 at 13:52| Comment(6) | 雑念 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ひゃー!厳しいご時世ではありますが、どうか無理をなさらぬように・・・ところでそろそろツイッターやりませんか?黒木さんも待ってますよ。
Posted by やきとり at 2021年07月14日 22:37
をを同志お久しう。そちらは如何。
自分ではもう少しイケると思っていたのが結果的には甘かったわけで、今回は本当に反省です。何しろ一年以上ほとんど働いていないので体力も落ちているのでしょう。

ツイッターは・・・別にいいかな。やらず嫌いで申し訳ない。
Posted by 非国民 at 2021年07月15日 05:02
お大事に。

自分でコントロールできると思う範囲を超える事態が起こるんですね。

前から、建築関係や植木屋さんなどの人の仕事ぶりを見てると、昼休みは結構長くとっていて、「ああ、ペース配分もプロの技のうちなんだな」と思いますが、暑さの程度がこれまでの経験を上回るので、熱中症になる人は、世の中、思いのほか多いでしょうね。

Posted by kuroneko at 2021年07月30日 10:48
kuroneko老師

やっちまいました。今回に関しては「自分が経験したことのない症状」を自覚していたのですから、やはりその時点でストップするべきだったと反省しています。とはいえ「だから次からは大丈夫だ」と思うのも危ういわけですが。
Posted by 非国民 at 2021年07月30日 21:38
お大事に

また、やきとりさんや菊Oなんかと一緒に飲みに行きたいですね。

「いやぁ、本当はお酒嫌いなんだけどなぁ、経済をまわし居酒屋さんを救うためには仕方がないなぁ」と言いながら、居酒屋でお酒が飲みたいです
Posted by 黒木 at 2021年08月03日 09:47
無粋な倒錯ですなあ。飲みたい人は飲めばいいし、嫌いな人は飲まなければいい。

それにしても、ここまで政府が禁酒令に固執するということは、さぞかし飲食店いじめは岩盤支持層にウケが良いのでしょうね。

ほとんどの国民が酒を飲まないインドネシア、あるいは一切の飲酒が御法度のイランやサウジアラビアがどれだけ素晴らしくコロナを抑えているかを見れば、禁酒令の効果は明らかなんですが。
Posted by 非国民 at 2021年08月03日 15:06
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