2022年01月01日

炊飯器が壊れた

これも日頃の行いなのか。突如として使えなくなった。

まあ思い返せば電子レンジも冷蔵庫もコーヒーメーカーも、ある日突然使えなくなったのだから、家電が壊れる時というのは、そういうものなんだろう。それに、よく考えてみれば炊飯器などというものは「使える」か「使えないか」のどちらかしかないわけで、「少し調子悪いけど騙し騙し使ってる」という状況は考え難い。

数分前にネットで得た知識によると、炊飯器の寿命はだいたい5年程度らしい。今日壊れたブツは30年近くも使っていたのだから、むしろ、そっちの方が凄いという話ではある。そして、いかに私が炊飯器を使わずに生きてきたかという話でもある。

それにしたって、何も今日じゃなくてもとは思う。諸行無常は世の理、形あるものは必ず壊れると頭では分かっていても、要するに覚悟が足りないのだろう。

『日本霊異記』に、庭に巣をかけた鴉の浮気を見て世の中が嫌になり、家族も官職も打ち捨てて出家してしまったという僧の話が出てくる。僧の気持ちが少しだけ分かるような気がした新年の1日目であった。
 
posted by 非国民 at 17:06| Comment(0) | 雑念 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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