老舗出版社(とはいえ、今や出版が本業とは言い難い)角川さん。先のオリンピックに絡んでの醜聞が盛んに報じられている。まあ今のところは司直に逮捕されたという段階なので、真偽のほどは分からないが、当然有り得る事だよね、とは思う。
もちろん贈賄は犯罪だし、やっちゃいけない事なんだけど、会社を預かる身として一線を超えずに踏み止まれたかといえば、さぞかし難しかったかろう。
現在の司直の動きは一にも二にも安倍さんの死によるものであって、仮に安倍さんが存命だったとすれば本件は決して表沙汰にならなかった筈だ。自分の手が後ろに廻る事もなければ、社名に傷がつく事もない。犯罪だろうが何だろうがバレなければ構わないというのが、今も昔も変わらない日本人の倫理なわけで、バレる筈がないと思えばこそ、一線を踏みこえる経営判断は大いに有り得たのではないか。
贈賄罪の公訴時効は、たかだか3年。安倍さんさえ存命であれば何も問題はない筈だったのに、世の中本当に何が起こるか分からない。
これぞ古の軍記物が説く盛者必衰の理なりしか。
2022年09月15日
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