2008年04月29日

尊敬することの素晴らしさ

妙な縁で、とあるダンス教室の発表会の照明を担当することになった。これがものすごく面白い。「サークル感覚で気軽に通える初心者向けのダンス教室」という看板だが、発表会にかけるメンバーの意気込みは真剣そのものだ。その唯事ならぬ熱意を感じて、知らず知らずの内に、こちらも気合いが入る。

教室とは言っても、「生徒」さんたちは30代が中心。実は「先生」も同年代だ。だから、ダンスに関してだけは師弟関係だが、それ以外の面では、まるっきり仲の良い友達みたいな感じ。なんか、この雰囲気、凄く良いなあと思う。

そして、話をしていると先生が生徒のことをとても尊敬しているのが分かる。先生いわく
私はダンスを仕事にしてるでしょ。だから精一杯踊るの当たり前。でも、この人たちは違う。みんな別に仕事を持ってて、いわば、それぞれの分野でプロフェッショナルなわけ。そのうえで、空いた時間にダンスを習ってて、だから趣味と言えば趣味。そんな人たちが、何でここまでダンスに夢中になれるのか。それって本当に凄いと思う

いや全くその通りなんだけど、そう言い切る先生というのも、私は凄いと思う。なかなか言えることじゃないと、年甲斐も無く感服してしまった。
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2008年02月10日

五穀

昨日は大久保にて「寿」の正月記念(旧暦)ライブ。沖縄民謡とフォークロックとゴスペルの入り交じった不思議なバンドで、非常にカッコいい。

そこで面白い話を聞いた。

今回のライブでは客席に五穀の入った袋を蒔いてみんなで沖縄流に正月を祝おう。と、思い付いたのは良いが、五穀が何なのか分からない。調べてみても、米、粟、黍までしか載ってなくて、あとの二つが分からない。
で、地元に訊いてみた。五穀と言えば久高島。沖縄では五穀発祥の地と伝えられる“神の島”である。
久高島の役場に電話をかけて「五穀の残り二つは何だ?」と尋ねたところ、返ってきた答えは
「家にあるもんで良いんじゃないですか」

沖縄のそういうところが、私は大好きだ。
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2007年08月02日

琉球語の難しさ

日比谷野外音楽堂にて琉球フェスティヴァル。
琉球各地から様々なミュージシャンが集まって盛り上がっていた。

ふと気になったのだが、歌はともかくトークはみんな標準日本語なのだ。開催地が東京だし、客層にはナイチャーも多いからだろうが、どうもそれだけではないのかなあという気がした。続きを読む
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2007年05月17日

仕事の一端を公開してみる

毎度毎度このような時間に書き込んでおいて、まさかとお思いの方も多数おられましょうが、実は私にも仕事というものがありまして。
こんな明け方まで、いったい何をやっているのかと言うと、例えばこんなものを描いているのだ。続きを読む
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2007年04月03日

軍人会館に美声が響く

九段会館にてアニメ声優イベント。

石川智晶(ちあき)という人の歌を聴く。
曲は「アンインストール」。なんでも、間もなく放映が始まるテレビアニメの主題歌だそうだ。
聞いたことの無い歌手だったのだが、知られた名前なのだろうか。
テレビの主題歌なんて、仕事でもないと、そうそう聴く機会も無いからなあ。

さて、その石川智晶の歌声が何とも美しい。
すっきりしたクリアーな声質ながら、伸びのあるヴォーカル。日本語の歌には珍しく子音の表情が豊かで、独特な透明感を持った響き。楽曲も良い。
仕事とはいえ、なかなか良いものを聴いた。

ところで、九段会館と言えば最近はこの手の仕事ばかり。
旧軍人会館はいつの間に「アニメの殿堂」と化したんだろう。
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2007年04月02日

お犬様のかほり

東京ビッグサイトにて、ドッグショー。
話には聞いていたが、凄い。何が凄いって、臭いが凄いのだ。

ただ事ではない強烈な刺激臭が会場に蔓延している。一体何事なんだろう。
私は競馬場の近くで育ったので家畜の臭いには多少慣れているが、さすがに頭がクラクラする。
本当に犬の臭いなのか、これは。

別に犬が嫌いな訳じゃ無いし、普段犬の臭いを不快に思った事も無いが、なにしろ数が半端じゃない。3000頭なのだ。
いやあ、キツかった。
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2007年03月01日

転職

私の転職ではない。仕事仲間の一人が、この業界を離れて行ったのだ。

十年来の仕事仲間である。
彼がフリーランスになる前からの知り合いだから、長い付き合いになる。会社にいた頃も、会社を辞めてからも、ちょくちょく一緒に仕事をした仲だ。
そんな彼は、いよいよこの稼業から足を洗って、北海道の牧場で働くのだと言う。
何年も前から「辞めたい」とは言っていたが、本当にやるとは思わなかった。凄い奴だ。
少なくとも、オレには牧場は無理だなあ。

先日は彼のお別れ会であった。
顔の広い奴だったから、多くのフリー仲間や付き合いのある会社の連中も集まって、大いに盛り上がった。本人の希望で転職するのだから、目出たいことに違いないし、祝ってあげたいのだが、その一方で寂しさも隠せない。みんな、複雑な気持ちで酒を酌み交わしていたのだろうと思う。

一年目や二年目の新人が、早々に見切りをつけて堅気の仕事に移っていくのは良くあることだ。堅気の仕事が勤まるんなら、その方が良いに決まってるわけで、こっちとしても気持ちよく送り出せる。しかし、これだけ長い付き合いの奴が離れていくとなると、本当に寂しい。

仕事はちゃんと出来る奴だったし、食い詰めて辞める訳じゃ無い。最終的には、本人の向き不向きの問題なんだし、牧場の仕事がやりたかったと言われれば「頑張れよ」と返すしか無いんだなあ。

やりたいことがある、というのが羨ましい。
posted by 非国民 at 18:02| Comment(8) | TrackBack(1) | 仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月21日

アロハでございます

私のような仕事では、昼夜を問わず「おはようございます」と挨拶する妙な慣習がある。
不思議と言えば不思議であるが、いまではすっかり慣れてしまった。

先日、ハワイアンの仕事に関わった時のことであるが、ミュージシャンやらダンサーが
「アロハでございます」と言いつつステージにやって来たのである。
何度も日本に来ているメンバーらしいが、一体どこで覚えたんだか、勝手に作ったんだか。
かなりウケた。

密かに流行らせようと、あちこちで吹聴している。
あなたもひとつ、どうですか「アロハでございます」。
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2006年09月06日

びゃくしろう

何日か前のこと。
「フェイさん、はい」と手渡された台本。その表紙には、大きな字で題名が書いてある。

白紫廓夢醒


・・・・・ん〜〜・・・・・・・・読めない・・・・
びゃ・・びゃくしろう・・・かな???

とりあえず平気な顔して台本を受け取り、あとでこっそりと調べてみた。

あわむらさきくるわのゆめざめ


と読むらしい。全然違うじゃないの。
区切り方からして合ってないし、だいたい「あわむらさき」って何よ。そんな読みは1ミリも予想してなかった。
日本語が読めないというのは、ちょっと悔しい。
posted by 非国民 at 02:36| Comment(8) | TrackBack(0) | 仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月27日

仕事納まらず

だらだと働き続けて、なし崩しに年を越すことになりそうだ。続きを読む
posted by 非国民 at 07:47| Comment(3) | TrackBack(1) | 仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする